ルーレットで赤が連続すると次は黒がくると思ってしまう心理

ルーレットで赤が連続すると次は黒がくると思ってしまう心理0009001-1024x768

ルーレットやコイントス、サイコロなどで同じ目が続くと、次は違う目が出るだろうと思ってしまう心理。

これねえ、トレーダーの方ではあまりいないけど、普通の人が陥りやすい代表的な錯覚(ギャンブラーの誤謬)です。

ルーレットで8連続で赤がきようものなら、「次こそは絶対に黒がくる!」と断言する人。
たくさん、見てきましたよ・・・

独立事象と従属事象

実際のルーレットでは緑のマス(0と00)がありますが、ここでは便宜上、赤と黒のくる確率は純粋に2分の1とします。

ルーレットに細工はなし、ディーラーも意図的に目を狙うことができないと仮定。

この条件であれば、赤と黒のくる確率は常に2分の1です。

赤が何連続しようが関係ありません。
「玉は前回の目を覚えていない」という格言があるように、前回出た目は次に出る目に影響を与えません。

このように、毎回同じ確率であることを独立事象といいます。
逆に、一方が他方に影響を与えるような事象を従属事象といいます。

独立事象と従属事象は、確率を求める際に重要な概念となるので、しっかり覚えておいてくださいね。

支配の錯覚(マジカルシンキング)と自信過剰バイアス

僕の経験上、このような錯覚に陥りやすいのは自己中心的なタイプの人が多く感じます。

典型的な負けず嫌いというか、偶然の結果さえも、自分で支配できると思い込んでしまうのです。

自信過剰も行き過ぎると問題で、こんな人がギャンブルをするとアツくなって破産を招いてしまいます。

ありがちなのがマーチンゲール戦略の破綻。
マーチンゲールとは、負けるたびにどんどん掛け金を吊り上げていく、とても危険な戦略です。

どこかで勝てれば一気に取り返せますが、連敗が続くと掛け金がなくなり破産してしまいます。

ハイリスクの割にローリターンな戦略にもかかわらず、マーチンゲールを必勝法と信じてる人がどれだけ多いか。

僕の友達にもいましたねえ。
「こんだけ連敗したんだから、次は絶対に勝つに決まってる」

だからそれは、ただの願望だって・・・

株価に規則性はあるか?

A.まあ、あるでしょうね(笑

トレーダーをやってたころ、さんざん聞いてきたのが。
「人はランダムの中に規則性を求めてしまう」という台詞。

確かに、株価チャートを見てると、色んな規則性があるように見えるんですよ。

いや、実際に規則性はあるんでしょうけど、実はそれはほんの僅かなものです。
自分が思っているよりも遥かに、株価の動きは、ランダムウォークに近いものなのかもしれません。

ただし、その僅かな規則性や非効率の部分をつくことで、リターンをあげることは可能です。

データマイニングが失敗する理由

バックテスト(過去検証)を繰り返してやってると、思わぬ規則性やアノマリーが見つかることがあります。
というか、それを見つけるためにデータマイニングや全数検索を行うのですから。

でも実はそのほとんどは、ただ単に偶然によるもの。
99%の結果は使えないゴミです。だからシステムトレーダーは途中で心が折れる(笑

でも、せっかく見つけた規則性だから何とかして生かしたい!
そんな思いによって恣意的になり、ランダムなデータに理屈をこじつけてしまうのです。

だから、僕は帰納的アプローチはほとんどしませんでしたねえ。

まずは仮説を立てる。
その仮説が正しいと思うなら、それを裏付けるためにデータを検証するといった流れが、やはり王道じゃないでしょうか。

逆はダメです。
データから導いた推定・仮説はほとんどの場合、正しくありません。

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